報連相を仕組み化する方法|部下が報告しない職場を変える5つのステップ

「トラブルがあったのに、報告が上がってきたのは3日後だった」

「何度言っても、報連相ができない」

店舗や現場をスタッフに任せていると、こうした場面に何度も出会います。

先に結論をお伝えします。報連相は、個人の性格やセンスだけの問題ではありません。「何を・いつ・どこに報告するか」を決めて、受け取った側が必ず反応する。この仕組みがあれば、報連相は自然と上がってくるようになります。

この記事では、報連相が上がってこない原因と、仕組み化の5つのステップを解説します。

報連相が上がってこない職場の3つの原因

報連相が上がらない原因:何を報告するか決まっていない、報告する場所がない、報告すると損をする
報連相が上がらない原因:何を報告するか決まっていない、報告する場所がない、報告すると損をする

報連相は「報告・連絡・相談」の略です。報告は仕事の結果や経過を伝えること、連絡は関係する人に事実を知らせること、相談は判断に迷ったときに意見をもらうことを指します。

これが上がってこない職場には、共通する原因があります。

1. 何を報告すればいいか、決まっていない

「何かあったら報告して」では、何が「何か」なのかは人によって違います。経験の浅いスタッフほど、この程度で報告していいのかと迷って、結局言わずに済ませてしまいます。

2. 報告する場所とタイミングがない

店舗や現場では、経営者や店長がいつもそばにいるとは限りません。電話するほどではない、でも会ったときには忘れている。そうして小さな報告ほど消えていきます。

3. 報告すると、損をする

報告したら叱られた、報告しても反応がなかった。そんな経験が重なると、スタッフは報告を「面倒なこと」「怖いこと」と感じるようになります。特に悪い報告ほど、上がってこなくなります。

報連相を仕組み化する5つのステップ

仕組み化の5ステップ:報告することを3つに絞る、型と場所を決める、必ず返事をする、良い報告を共有する
仕組み化の5ステップ:報告することを3つに絞る、型と場所を決める、必ず返事をする、良い報告を共有する

ここからは、3つの原因を取り除く具体的なステップです。小さなお店でも、今日から始められます。

ステップ1. 報告してほしいことを、3つに絞って言葉にする

まず、経営者として「これだけは知りたい」ことを決めます。たとえば、次の3つです。

  • 毎日の結果(件数・売上・作業の完了)
  • お客様の声(喜ばれたこと・ご不満)
  • トラブルや「ヒヤリ」としたこと

「この3つは必ず報告」と決めると、迷わず報告できるようになります。

ステップ2. 報告の型とタイミングを決める

次に、報告の書き方とタイミングを決めます。

  • 型:「結果 → 気づいたこと → 困っていること」の順で書く
  • タイミング:毎日の報告は閉店後や作業の直後、トラブルは起きたらすぐ

型があると、経験の浅いスタッフでも同じように報告できます。毎日の報告を日報にする場合の進め方は、「日報を書かないスタッフへの対処法」で詳しく解説しています。

ステップ3. 報告の場所を1つにまとめる

口頭、電話、LINE、紙のメモ。報告の手段がばらばらだと、経営者も全部を追いきれません。報告はここに書く、という場所を1つに決めましょう。

スマホで写真とひと言を送れる場所なら、現場からでもすぐに報告できます。

ステップ4. 受け取った側の返し方を決める

仕組み化で見落とされがちなのが、受け取る側のルールです。

中小企業基盤整備機構のJ-Net21でも、提出された日報は読み込み、必ず返信することが勧められています。「その日のうちにスタンプかひと言で返す」など、返し方を決めておきましょう。返事が返ってくることで、スタッフは「報告してよかった」と感じます。

ステップ5. 良い報告を共有して、続けた人を認める

お客様に喜ばれた報告や、トラブルを早く知らせてくれた報告は、全員が見られる場所で共有しましょう。どんな報告が喜ばれるのかが伝わり、報告の質がそろっていきます。

報告を続けてくれた人を、朝礼や面談できちんと認めることも大切です。

悪い報告ほど早く上がる職場にするために

悪い報告ほど早く:まず感謝を伝える、責めずに次を考える、報告した人が損をしない
悪い報告ほど早く:まず感謝を伝える、責めずに次を考える、報告した人が損をしない

ミスやクレーム、事故につながりそうな出来事は、早く知るほど手を打てます。悪い報告を早く上げてもらうには、次のことを意識しましょう。

  • 悪い報告を受けたら、まず「早く教えてくれてありがとう」と伝える
  • 原因を責めるより、次にどうするかを一緒に考える
  • 報告したことで、本人が損をしないようにする

個人情報保護委員会も、中小企業向けの資料の中で、個人情報の漏えいなどが起きたときに責任者へ報告・連絡する体制をあらかじめ確認しておくことを挙げ、ふだんの「ほう・れん・そう」に漏えいの報告を含めることを勧めています。万が一のときに報告が上がる職場は、ふだんから報告しやすい職場です。

スマホで報連相を回すなら「報告革命」

スマホで報連相を回す:報告のひな形、タイムラインに集まる、スタンプで返事、頑張りが見える
スマホで報連相を回す:報告のひな形、タイムラインに集まる、スタンプで返事、頑張りが見える

ここまでのステップを、紙や口頭だけで続けるのは大変です。スマホで回せる報告専用の場所があると、仕組みが続きやすくなります。

私たち株式会社カノエが提供する「報告革命」は、店舗や現場の報告が集まって、状況がわかる現場報告アプリです。私たち自身も、ハウスクリーニングの現場で毎日使っています。

  • 報告のひな形を会社ごとに設定できる(ステップ1・2)
  • 報告がタイムラインに集まり、写真つきで積み上がる(ステップ3)
  • スタンプやコメントで、すぐに返事ができる(ステップ4)
  • サンクスカードやランキングで、頑張りが見える(ステップ5)
  • iPhone・Androidのアプリで、スタッフ個人のスマホから使える

料金は1人あたり月額550円(税込)です。「まず画面を見てみたい」だけでも大丈夫なので、報告革命の公式LINEからお気軽にご相談ください。くわしい機能は報告革命のトップページでご覧いただけます。

いまLINEグループで報告を受けている場合は、「仕事のLINEグループのルール7つ」も参考にしてください。

よくあるご質問

よくあるご質問:報告・連絡・相談の違いは?、ミスを報告しないときは?、少人数でも必要?
よくあるご質問:報告・連絡・相談の違いは?、ミスを報告しないときは?、少人数でも必要?

報告・連絡・相談は、どう違いますか?

報告は、任された仕事の結果や経過を伝えることです。連絡は、関係する人に事実や予定を知らせること。相談は、判断に迷ったときに意見やアドバイスをもらうことです。

部下がミスを報告しないときは、どうすればいいですか?

まず、ミスを報告したときに叱っていなかったかを振り返ってみましょう。報告してくれたことには感謝を伝え、原因と対策は落ち着いて一緒に考える。この順番を守るだけで、報告は上がりやすくなります。

少人数のお店でも、仕組み化は必要ですか?

少人数のお店ほど、経営者が現場に出られない時間はそのまま「見えない時間」になります。報告してほしいことを3つ決めて、報告の場所を1つにまとめるだけでも、現場の様子はぐっとわかりやすくなります。

参考にした情報

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